マンション管理は、ぜんぶ管理会社にまかせっきりなんだけど、管理って、自分たちでもできるの?
うん。自分たちでもできるよ。
でも、ぜんぶやるのは手間や労力がかかるので、管理会社にまかせる方法が主流だね。
ただ、管理会社がプロだとしても油断は禁物。その点を解説していくよ。
こんにちは、ガネーです。
マンション管理組合の理事長をしています。
私のマンションは、管理会社に管理を委託しています。
マンション管理の方法について解説します。
マンション管理の方法とは
種類について
マンションの管理って、種類があるんです。
マンション購入時に管理会社が決めちゃってますので、考える機会もないのですが、知っておくことで、管理会社による管理費のぼったくり対策をとることができます。
管理の方法は、以下の3つ
- 自主管理方式・・管理会社に頼まず、管理組合でマンション管理。
- 委託管理方式・・マンションの管理を管理会社へ委託。
- 第三者管理方式・・第三者(専門家等)が管理組合管理者として管理。
ほとんどが、②の委託管理方式です。
①は、なかなか難しいですよね。そもそも管理なんてわからないし、わずらわしいし。普段の仕事で忙しいですしね。
でも、本来、マンションは住んでいる人(区分所有者)たちのものですから、自分たちで管理すべきものです。
その点踏まえていうと、管理会社がどういった管理をしていて、そのサービスの値段は妥当かどうか、チェックできている状態での委託管理方式が、今のところは、いいかと思います。
ただ、これから、SNSなどを通じて、情報網がさらに増えていくことを考えると、①の自主管理方式ができるのであれば、それもありかなと思います。
どの業界でも、中間マージンをとっている仲介などが、ネットやAIによって、なくなると思います。
月に数万取られているなんて、よくよく考えたら、大きいですよね。
管理方法のメリット・デメリットについて
以下にまとめてみました。
メリット | デメリット | |
自主管理方式 | 自ら行うことでコスト削減 | 管理業務の負担増加 |
委託管理方式 | 管理会社に委託することで管理業務負担軽減 | 管理費のぼったくりにあう可能性あり |
第三者管理方式 | 比較的にコストを抑えながら、専門家による管理業務を依頼できる | 責任の所在があいまいになりやすい |
第三者管理方式は、リスクが高いと思います。
自分たちの資産を管理する管理組合を、いくら専門家とはいえ、まかせちゃうというのは、自分たちできちんとコントロールできなくなります。
大企業や上場企業など、社会的に信用ある会社でも、不正のオンパレードです。透明性が大事です。
自主管理方式は、膨大な管理業務を素人である管理組合が行うことは、費用対効果を考えても望ましくないし、ということで、採用しているのは全体の数%というのが実態のようですが、さきほども書きましたが、今後、この方式が主流になると思います。
というか、管理会社、ぼったくりをしています。
あ、言っちゃいました(笑)
ブラックボックスでわからないまま、まかせっきりの場合、ほぼまちがいないです。
高いお金を払って、ある意味まかせっきりにして、足りなくなったからといって、よくわからないまま、値上げされている事実。
値上げしなくてもやっていけます。
あたりまえですよね。自分たちのマンションなんですから、コントロールできるし、今はもう中間で搾取できる時代じゃないです。
管理の範囲
マンションって、どこまでが住んでいる人(区分所有者)の所有で、
どこからが、共有部分、つまり管理組合の管理部分か、迷ってしまいます。
部屋の間取りを見るとき、よく、専有部分とか書いてありますよね。
専有部分と、共有部分は重なることがないので、
専有部分をおさえておけば、それ以外、共有部分ってことです。
専有部分について
住戸内 | 内壁説、壁心説、上塗説があり、下記記入しました。 |
玄関ドア | ドアの住戸側表面(ドア本体は共有部分) |
設備の配管 | メーターから住戸側の部分 |
住戸内の排水管と汚水管 | ハイプスペース(管の横の空間)から先は共用部分 |
網戸 | すべて専有部分 |
住戸内の換気ダクト | すべて専有部分 |
- 内壁説・・壁、天井、床といった境界部分は共有部分で、
境界部分内の空間が専有部分
壁心説・・壁、天井、床の外側のコンクリート部分
(躯体)で、となりの住戸との中心部分までが
専有部分
上塗説・・壁、天井、床の上塗り部分(クロス等)まで
専有部分
共有部分について
これは、管理組合が管理する部分で、みんなで管理しようっていう部分ですね。
エントランス、エレベーター、管理人室、ごみ置き場、廊下、集会室などですね。
複合マンションといって、マンションの中に複合施設(スーパーやオフィスなど)が入っているマンションは、マンション全体は全体の管理組合が管理し、マンション部分は、マンションの管理組合が管理と分けられていることが多いです。
おわりに
マンション管理の種類について記入しました。
マンションの所有でわかりにくいのは、一戸建てみたいに、全部自分の所有じゃないとこですよね。
ひとつの建物に、自分の所有と、他人との共有があって、この共有部分の管理や負担をどうしていくのか=マンション管理ともいえると思います。